有為無常

思うことつらつら

幕間

最近のわたしは物語の幕間のような、そんな時間を過ごしております。

 

といいますのも、数日前からわたし、お仕事に行けなくなってしまい、まさに休止期、日常生活を一時中断しているのです。

休暇日を日常に含めないような言い方をしましたが、日常のサイクルは(悲しいことに)労働で回っており、その間わたしは一生懸命、求められた役に対して不足しないように努めて(勤めて)いるわけです。

幕間こそが日常生活だと言えればよいのですが、すっかり労働者の社会に染まってしまって、休暇日をは“日常”をお休みしている、という感覚なのです。

その“日常”という演劇の幕切れ、という意味で使いました。

 

今よりも調子の悪い時は耐えられていたのに、今になって突然ガタが来てしまったのはこの暑さのせいでしょうか。

とりあえず1週間の期限付きですが、お休みをいただくことになりました。

ゆっくりと過ごそうと思っているのですが、どうしても復帰後のことを考えてしまったり、休むにあたって必要な手続きなどで連絡を入れなくてはならなかったり、病院へ何度も足を運んだりして結局こころは休まらず、わたしの中身は何も変わらないままに時間だけが過ぎてしまっている状態なのですけどね。

睡眠も、食欲も、薬に頼ってやっと体が成り立っているこの感じ。良くないですね。

 

恋人には、※絶賛夏バテ中 ということにして、日中の連絡も、仕事の時ぐらいの頻度にしてごまかしているけれど騙せているかしら。

最初に休んだ日は見事にバレてしまいましたが、それ以降は働いている素振りで頑張っています。(?)

 

かかりつけの先生に、「散歩だけは毎日するようにしなさい」と言われたので、その言いつけを守って外出し、ただいま、わたしは小さな喫茶店におります。

サイフォンで煎れてくださったオリジナルブレンドのアイスコーヒー、とても美味しい。手作りのチーズケーキもレモンの風味とクリームチーズの酸味が絶妙でとっても美味しい。食に関心が薄いと、味を褒める語彙力がなくてこういう時に少し悔しくなりますね。美味しいんです。

あ、ご覧になってください。とても美味しいです。

 

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本日はですね、本来の予定であれば、今頃文学館で本を読んでいるはずだったのです。

まずは某現代美術館へ行き、その後に文学館へ足を運ぶ予定で家を出ました。

涼しい中で静寂と芸術を堪能してきました。

完全な静寂って、今時お金を払わないと買えませんからね。有意義でした。

 

さあ、このあとは夕方まで文学館で読書に耽るぞ、と学芸員さんに会釈して、外に出たところまでは予定通りだったのです。

それなのになぜここでブログを綴っているのかといいますとですね、いざその文学館へ足を運んでみると入口が鉄の門で閉ざされていましてですね、その奥に「休館日 水曜日」の立て看板が……

美術館の休館日しか調べていなかったのが敗因です。悔しい。

 

完全に手持ち無沙汰になったのでどうしようかなと街をぶらぶらしていたのですが、如何せん体力がないので、暑いのは問題なくても頭がふらふらとしてきました。

文学館で読む予定でしたので、手持ちの本もないし、もうこのまま帰ろうかと思ったところで目に留まったのがこの喫茶店。いいところに現れてくださいました。

おかげで美味しいコーヒーをいただきながらこのブログを書けています。

 

6月末頃からまた文章もうまく書けなくなってしまっていたので、久方ぶりの更新になりました。

皆さんお元気でしたでしょうか。

 

最近の出来事といえば、仕事をお休みしていることと、小さい外来やもりを飼い始めたことでしょうか。

またやつについては追って書かせていただきます。

 

それでは、ユーミンでも聴きながら、また散歩の続きに戻ろうと思います。

わたしの街、松任谷由実さんの曲がとっても似合うんです。個人的に思っているだけですけど、素敵でしょう?

 

皆様も熱中症等にはくれぐれもお気をつけて。

元気に夏を乗り越えられるといいですね。

 

 

2018/07/25 深依