有為無常

思うことつらつら

葉桜

新生活がはじまってから数週間が経とうというところですね。

4月の頭には出社を演出してくれていた桜もすっかり緑色が増え、葉桜になりました。

もう散ってしまったのか。はやいよ…… もっと桜吹雪で朝から気持ちよくオンステージな気分で歩かせていてほしかった……

 

ところで、私事ですが、この春から配属された職場の環境が最悪で、仮に桜が舞い散っていようとプラスに巻き返せないぐらいに参っています。
‪わたし、自分で言うのもなんですが、ストレスに対してめちゃめちゃ強靭だったんですよ、ある時までは。「それ(ストレスがあること)が当然だ」と思いながら行動すると、不思議なことに、疲れはしますが負のストレスは感じませんでした。強かった。

 

ドロドロした気持ちもネットの海に放出すればすっきり!明日からも頑張ろう!系だったのですが、いつしかそれも効果が薄れて引きずるようになりました。情けない大人の事情です。

そう。引きずりに引きずって、蓄積されていくのに解消する術(日曜日、問答無用で出勤になり、めずらしく恋人が誘ってくれた久しぶりのデートがなくなってしまった)もなく、今週は特に毎日ズブズブです。

 

魂の疲弊はすべてを悪い方向へ向かわせる気がします。

実際わたしはなんだか全部うまくいきません。

好奇心旺盛なひとのそばにいることで楽しいを疑似体験してみたりしていたのですが、それにすら興味を抱けなくなってきて他人の布団で死んだように虚空を見つめるという時間が4月になってから数度あるわけで‬。

家にいても突然悲しい気持ちが襲ってきて涙が出ることもありますし、四六時中、苦痛に支配されている感覚があります。

ストレスからふっと解放されるにはどうすればいいのでしょうか。

 

そんな時、仏陀は「感情のない状態」になることがストレス解消への第一歩だというのです。突然仏教の教えっぽいことをぶちこんできてなんだって話ですけども。

わたしは宗教学に明るいほうではありませんので完全に理解はしていませんが、仏教のなかの、いわゆる「空(くう)」という考え(の一部)ですね。

負の気持ちを晴らすには楽しいことをするべし、と思いつくのが常人ですが、感情をマイナスにもプラスに振らない、ニュートラルな状態であることが一番であるというのです。

 

しかし、「無」であることの難しさたるや。

「無」であろうとしても心のどこかがズキズキして、勝手に涙がボロボロ出てくる。そんなではまだまだ「無」には程遠いですよね。

とにかく繋ぎ止めるのに必死ですが、しっかり心を据えて、「無」の時間を作りつつ、頑張ります。(宣言)(自己暗示)

(とても個人的な内容の更新でした)

 

 

2018/04/20 深依